新世紀に入り企業活動は、空間的にはよりグローバル化、時間的にはより短縮化の道を辿っている。グローバル化とは、異なる経路依存性を持ったエージェント間の調整問題に帰結する。一方、ITの発展等を背景に関係性を飛躍的に高めたエージェント同士が、より短期間に成果を生み出そうとすれば、その動きの連鎖も、複雑性を呈してくる。この両者の状況下では、過去のインプットとアウトプットの関係性を既知とした管理行動は破綻せざるを得ない。本研究は、現在の潮流の本質をパラダイムシフト(“リザルト”パラダイムから“プロセス”パラダイムへの変化)として提言すると共に、現在のプロセスパラダイムに有効な行動様式として支援行為を取り上げ、ビジネス局面でその有効性を具体的に提示するものである。更に、“支援”概念の本質についても新たな提言を行う。

支援研究が始まってきた。定義や一般原理が急速に明らかになってきている。本論は現象に伴う複雑性との関係で支援の一般性をまず論じる。更に、時間概念と空間概念の再構築を行ない、支援の本質、合理性の起源に迫る試論を展開する。

Abstract: Research on support behaviors is already well underway. The definitions and general principlesguiding this research are rapidly being refined. This paper first discusses the general principles of support behaviors in relation to the complexities in the current real business environment. Furthermore, reconstructing the concepts of time and space, it proposes a theory that explores the origins of the essence and rationality of support behaviors.


最近、企業活動においても支援が重要になってきている。関係するエージェントが業務プロセスにおいて、一定の閾値以上の利他性を発揮すると、従来の管理行動様式では解決できない諸矛盾を解決できる。この支援行動の原理と内容の紹介と、それらが経営品質や社会的責任に対してどのような役割を担う可能性があるかについて論述する。「プロセスパラダイム」の時代には支援マネジメントが必須となってくるだろう。
パラダイムシフト、支援、複雑系に関する論文が10数本あります。
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